スコットランドヤード(Scotland Yard)


逃走ルートを推理して怪盗Xを逮捕しろ!

スコットランドヤードとは、ロンドン警察のこと。
このゲームは、ロンドン警察 対 怪盗Xの鬼ごっこゲーム。
プレイヤーは、怪盗X役と刑事役に別れて勝負する。

使用するボードは、ロンドンの地図になっている。
このボードには199のポイントがあり、
あらかじめ決められたルートに従って各ポイント間を移動できる。
移動の手段には、隣接するポイントに移動する「タクシー」。
中距離もしくはタクシーで移動できないポイント間を移動できる「バス」。
そして、長距離の移動が可能な「地下鉄」の3つがある。

これらの交通機関を利用するためには、それぞれのチケットが必要だ。
怪盗Xが、ほぼ無制限にチケットを使用できるのに対し、 刑事一人に与えられるチケットは、
タクシー10枚、バス8枚、地下鉄4枚の、合計22枚。
つまり最大(最も効率よくチケットを使った場合)でも、22回の移動しかできないことになる。
すべての刑事たちが移動不能となるまで逃げ切れば怪盗Xの勝ち。
そうなる前に怪盗Xを捕縛できれば、刑事たちの勝ちとなる。

怪盗Xと刑事(5人)は、ゲームスタート時に自分のスタート地点を決定するカードを引く。
カードには番号が書かれており、その番号のポイントがスタート地点となる。
刑事たちは決定したスタート地点に自分のコマを配置する。
一方、怪盗Xは、刑事たちに悟られないように、こっそり自分のスタート地点を確認する。

そう、このゲームの最大のポイントは、
「怪盗Xの現在地点は刑事たちにはわからない」という事にある。

では一体どうやって怪盗Xを追い詰めていくのか。
まずは定期的に訪れる「出現ターン」。
怪盗Xは、あらかじめ決められた移動回数の時、
刑事たちに現在位置を教えなければならない。

もう一つが、怪盗Xの移動方法。
怪盗Xは、他のポイントに移動するごとに、
利用した交通機関が何であったかを、刑事たちに明示する義務がある。
刑事たちは、出現と利用交通機関の2つから怪盗Xの現在位置を推理。
怪盗Xを追い詰めていくことになる。

また、怪盗Xには、
ダブルムーブとブラックチケットという2つの付加要素が与えられている。

ダブルムーブは、1ターンに2回移動できるというもの。
ゲーム中2回、この権利を利用できる。
追い詰められそうになったときに便利なのはもちろん、
出現後すぐに消える、という使い方もできる。

ブラックチケットは、怪盗Xにのみ与えられるチケット(5枚)で、
すべての交通機関を利用できるチケットだ。
しかもこのチケットを使って移動した場合、
利用した交通機関を刑事たちに明示する必要もない。
文字通り「ブラック」なチケットだ。
さらに特定のポイントでは、このチケットを使用することにより、
「船」による移動もできてしまうのだ。

こう説明していくと、怪盗Xがかなり有利のような気がするが、
実際プレイしてみると、刑事たちの方が有利なのがわかるはず。
怪盗Xをプレイして逃げ切るのは至難の業なのだ。
そうかと思えば、上級者の中には刑事たちをあざ笑うかのように、
バスだけを利用して逃げ切ってしまうような猛者もいるから面白い。

さあ、あなたはどうします?
逃げますか?
追いますか?

デ ー タ
プレイ可能人数 2〜6人
主人お奨め人数 4〜6人
ワンプレイ時間 約60分
その他 1983年ドイツゲーム大賞受賞
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