ニエット(Njet)


ナポレオンファン必見! ルールが毎回変わるナポレオン。

このゲームは、トランプゲームのナポレオンを基礎としたようなゲーム。
ナポレオンをプレイしている人なら、問題なくプレイできる。
(もちろん、それ以外の人も)

カードは、全部で40枚。
色は4色。
各色に、2から9までのカードが1枚ずつ。
1だけは、各色に2枚。
もちろん、数字の大きいほうが強い。
(1が弱くて、9が強い)

このゲームの最大の売りは「毎回ルールが変わること」
それも決め方は、消去法だ。
このゲームには、大きく分けて5つのルールがある。
各ルールには、いくつかの選択肢があるので、
各プレイヤーは、自分の手札を確認し、
5つのルールのうち、どのルールの、どの選択肢でもいいので、
「今回はこのルールは採用したくない」というものを順に消していく。
そして各ルールの選択肢の中、消去されずに生き残った1つが、今回のルールになる。
全てのルールが確定したところでラウンドスタートだ。

ルール1は、スタートプレイヤー。
これは、初回リードの権利を得る選択肢。
プレイヤー名を消去していき、生き残った一人がスタートプレイヤーになる。
スタートプレイヤーは、単に最初にリードできるだけでなく、
自分のパートナーとなるプレイヤーを指名できる権利も得る。
  (選ばれなかった二人同士もコンビになる)

ルール2は、伏せ札。
選択肢は「なし、1枚、2枚」
手札は10枚なのだが、ここで「1枚」もしくは「2枚」が生き残った場合、
全員、その枚数だけカードを捨ててからプレイを開始する。
捨てられたカードは使われないし、誰の獲得にもならない。
手札に、足手まといになりそうなカードがある場合や、
後述する"ボイテ"になりそうなカードがある場合には、捨ててしまったほうが良いのだ。

ルール3は、トランプ(切り札)
「赤、青、黒、緑」の4色の内、どの色を切り札にするか決める。
ある意味、最も重要な選択肢だ。

ルール4は、スーパートランプ。
スーパートランプとは、ナポレオンでいうマイティのようなもの。
切り札よりも強い。
この選択肢は「赤の1、青の1、黒の1、緑の1、なし」の5つ。
ここで選ばれたカードが、マイティだ。
が、ナポレオンと違って、マイティが2枚あるのに注意。
(各色に「1」は2枚って、最初に言ったよね。覚えてる?)
スーパートランプが同時に2枚、場に出たときは、
あとから出たほうが強いとされている。
またスーパートランプは、便宜上、切り札と同色の扱いを受ける。
つまり、切り札が「赤」で、スーパートランプが「青の1」だった場合、
「青の1」は、青ではなく「赤」だ。

最後のルール5は、得点。
選択肢は「1、2、3、4」
このゲームでは、自軍が獲得した回数とボイテ(後述)の合計に、
選択肢で決まった点数を掛け算したものが得点として与えられる。
たとえば、1ラウンド10周(捨て札が無かった場合)のうち、
6回を獲得し、ボイテカードを2枚獲得していた場合、
ここで決められた点数が3だったなら「8×3」で24点だ。
(もちろんこの時、相手チームにも点が入っている)
手札を見て「こりゃ、負け試合だ」と思ったら、高倍率を消してしまおう。

こうして、8ラウンド(8戦)をプレイし、
合計点数の多いプレイヤーの勝ちとなる。

さて、このゲームのポイントの「ボイテ」
「ボイテ」とは、相手チームの「1」
相手チームから出た「1」を獲得した場合、この「1」は、ボイテとなり、
先述の通り、単独でポイントとなる。
自軍(自分もしくはパートナー)から出た「1」は、獲得してもボイテにはならない。
また、スーパートランプも「1」なのだから、ボイテの対象だ。

なんといっても、このゲームは「思い通りのルールにならないこと」
これに尽きる。
たとえば切り札を「赤」にしたくても、誰かが「赤」を消してしまったらアウト。
どのあたりのルールで妥協するのか。
手札をよ〜〜く見て、うまくルールを"消して"いくのがポイント。

一例を上げると・・・・・。
手札の中に「赤の1」が2枚あったとする。
となれば「赤の1をスーパートランプにする」というルールを採用したいところだが、
そうは、うまくいかない。
自分が「赤の1」を2枚とも持っているという事は、
他のプレイヤーは「赤の1」を持っていないという事だ。(当り前)
ということは、他のプレイヤーにとって、
「赤の1をスーパートランプにする」というルールは、
「消去するのに何のためらいも無いルール」という事になる。
こんなルールが生き残る可能性は少ないので、
逆にあなたは、
「かなりの確率でお邪魔札になるであろう、2枚の"赤の1"」を、
どう処分するかを考える。

そこで目を付けるのが、ルール2の伏せ札。
他のプレイヤーがトランプやスーパートランプといったルールに目を奪われている隙に、
とっとと「伏せ札2枚」を確定させてしまうのだ。
こうすれば、最悪「最弱札に成り下がった2枚の"赤の1"」を、
合法的に、捨て札として処分できる。

このように、
「いかに自分に有利なルールにするか」ではなく、
「いかに自分に不利なルールにしないか」
が、基本路線になろう。

他人が消したルールで相手の手札を読んでみたり、
捨て札ルールで、うまく手札を調節してみたり。

ナポレオン好きのあなたなら、ハマること間違いなしです。

デ ー タ
プレイ可能人数 3〜4人
主人お奨め人数 4人
ワンプレイ時間 約30分
その他 1997年ドイツカードゲーム大賞第7位

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