魔界のコックさん(In Teufels Kuche)


何と言っても親分型判定機!

このゲームは、マップに散らばった料理を自分のゴールへと運び、
ゴールへ運んだ料理の合計得点がいち早く10点を越えた者が勝つゲーム。

まずプレイヤー各人に4枚の得点カードが配られる。
構成は、5点、3点、1点、0点(ミルク)が各1枚ずつ。
これらを各自、他人にはわからないように4種類の料理に対応設定する。
仮に4種類の料理をABCDとすると、
Aの料理が5点、Bの料理がミルク、といった具合にだ。

各プレイヤーは色分けされているため、4人プレイの場合、
4色×4種類で16の料理がマップ上に存在することになる。
(青のA、黄色のDといった感じで)
この内、自分の色の料理は、得点がわかっているが、
(自分で設定したのだから当たり前だ)
他人の色の料理は、ゴールに運んで始めて得点がわかるのだ。

実は、これがこのゲーム最大のポイント。
なぜならミルクをゴールに運んでしまうと、そのコックは「魔界追放」。
ゲームから取り除かなければならない。
プレイヤー1人に与えられているコックは3人とはいえ、これは大きい。
自分の色のミルクをゴールに運んでしまうことはありえないが、
(しつこいようだが自分で設定したのだから当たり前だ)
他人のミルクには注意しなければならない。
逆に言えば、いかに他人に自分のミルクを運ばせるのかもポイントになる。

が、他人に自分のミルクを運ばせて、1人のコックを魔界追放にしたとしても、
喜んでばかりもいられない。
各色にミルクは1つなのだから、
すでにミルクの出てしまった色の料理は、各プレイヤーによる争奪戦が必至だからだ。

プレイヤー同士が同じマスに止まった場合は、戦闘がおこる。
この判定が楽しい。
マップ中央にあるオーブン。
これのスイッチを決められたルール通りに交互に押していく。
そしてスイッチを押したとき、中から親分人形が飛び出したプレイヤーの勝ちになるのだ。
この確率がランダムでいい。
1回押しただけで飛び出すこともあれば、10回、20回と押しても出ないことも。

戦闘に勝ったプレイヤーは、相手の持っている料理を奪い取れる。
このため自分の色の料理をせっせと運んでいると、
「あ、高得点の料理っぽいな」と邪魔されたりもするのだ。
逆にその心理を利用して、ミルクを奪わせたりも・・・。
負けたプレイヤーは、負けたコックのコック帽を取り、スタートに戻す。
すでにコック帽の無いコックが、再び負けた場合には、これまた魔界追放となる。
ただし3人のコックのうち、すでに2人のコックが魔界追放になっていた場合、
3人目のコックは、戦闘によっては(ミルクはだめよ)魔界追放にならないため、
残り1人になったプレイヤーは「玉砕戦法」ばりに、
戦闘を仕掛けまくる現象も生じ始めるので面白い。

ちなみに、自分の料理だけを運んで勝利するのは不可能。
5点、3点、1点。
勝利条件の10点には届きませんね。
つまり絶対に他人の料理に手を出さなければいけないのが、
このゲームの優れたところ。

他人にミルクを運ばせるためのブラフ(はったり)。
親分が飛び出す運。
そして的確な状況判断。
様々な要素の絡み合う傑作だ。

デ ー タ
プレイ可能人数 2〜4人
主人お奨め人数 4人
ワンプレイ時間 約60分
その他 な し

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