ドラダ(Dorada)


シンプルながら面白い、遅くゴールした方が勝つゲーム

すごろくに限らず、サイコロを使ってコマを進めていくタイプのゲームは、
ほとんどの場合、先にゴールした方が良いと決まっている。
しかしこの「ドラダ」は、遅くゴールしたコマほど得点が高いという変り種だ。

各プレイヤーは、4つのコマを持っている。
サイコロを一つ振り、出た目の数だけコマを進めるわけだが、
4つのコマの内どれを動かしてもかまわない。
ただしサイコロの目を2つ以上のコマに分散させて動かすことはできない。
動かせるのはどれか一つのコマだけだ。

スタートからゴールまでは一本道だが、途中に難所が用意されている。

まずは、落とし穴。
このマスに止まったコマは即失格となる。
もちろん得点は0点。
そればかりか、以後このコマは他のコマの踏み台となってしまう。
もうこのマスは落とし穴ではなくなるというわけだ。

次に、いきなりゴール。
このマスに止まったコマは文字通り、即ゴールだ。
普通のすごろくなら大喜びだろうが、
このゲームは遅くゴールした方が得点が高いので微妙なのだ。

そして、*マス進む&*マス戻るマス。
これもそのまま、そこに書かれた数だけコマを動かす。
ただしここに「スルー」のルールがある。
「スルー」とは、指示によって進んだ先に別のコマがある場合には、
同じマスには止まれず、さらに次のマスまで移動するルール。
たとえば、2マス進むのマスに止まり、
2マス進んだ先に別のコマがあった場合、そのコマはさらに次のマス。
つまり2マス進むのマスから3マス移動することになる。
もしそこにも別のコマがあったら、さらに次のマスという具合に、
スルーのルールは別のコマが存在しないマスまで移動させる。

もう一つこのゲームの戦略性を高めているルールに「ブロック」がある。
「ブロック」とは、2つ以上のコマが同じマスに止まることをいう。
2つ以上のコマが同じマスに止まった場合、後から来たコマは、
前からそのマスにあったコマの上に乗ってしまう。
こうなると下敷きになっているコマは、
上に乗っているコマが移動するまで動かすことができないのだ。
スルーのルールはあくまでも、
「*マス移動」の指示による移動の場合に適用されるのであり、
通常のサイコロによる移動には適用されない。
したがってこのブロックの状況は当たり前のようにおきる。
3段重ね、4段重ねになることも珍しくはないほどだ。

ブロックの効果としては、他人の選択肢を狭くすることがあげられる。
通常は4つのコマのうちどれを動かしてもかまわないわけだが、
仮に4つのコマの内3つがブロックされたとしよう。
そうなると強制的に残った1つを動かさざるをえない。
たとえ進んだ先が、落とし穴であってもだ。

しかしブロックは逆効果にもつながる。
何度もいうが、このゲームは遅くゴールしたコマほど得点が高い。
ブロックされるということは、
言い換えれば「動かなくてもよい」ということだ。
動かせるコマが一つもなく、パスを続けることができれば、
当然その分ゴールは遅くなるし、
その間に他人が落とし穴にはまってくれるかもしれない。
過剰なブロックも考え物だ。

この様に「ドラダ」は、適度の戦略性と適度の運で構成された、
非常に優れたゲームである。

デ ー タ
プレイ可能人数 2〜4人
主人お奨め人数 2〜4人
ワンプレイ時間 約30分
その他 な し

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