バトルライン(Battle Line)


2人対戦カードゲームの傑作! 頭使うけどね・・・

このゲームは、2人対戦用のカードゲーム。
シンプルなルールの割に、的確な状況判断が要求されるので、
手軽に楽しみながらも、本格的な戦術が展開できる秀作だ。

ゲーム開始前、
両プレイヤーの中央に、9本のフラッグを一列に並べる。
これが「バトルライン」だ。
プレイヤーは、手札を使いフラッグを獲得していく。
そして、バトルラインを構成する9本のフラッグの内、
過半数である5本を獲得するか、
先に"連続する3本"のフラッグを獲得したプレイヤーの勝ちとなる。

カードは2種類。
兵士カードと戦術カードだ。
メインとなる兵士カードは、6色に色分けされており、
各色に1から10までの数字が1枚ずつ。
60枚のカードで構成されている。
ゲーム開始時に、両プレイヤーは、
兵士カードからランダムに7枚ずつ受け取り、ゲームスタートとなる。
(戦術カードは、開始時にはもらえない)

兵士カードは、フラッグ獲得に使う。
プレイヤーは、自分のターンになったら、
手札の兵士カードの中からどれか1枚を選び、任意のフラッグの元に置く。
両プレイヤーは1本の旗につき、3枚の兵士カードを置くことができる。
フラッグの元に置いた3枚の兵士カードは、その構成によって強さが決まっており、
両プレイヤーの内、より強い兵士構成のプレイヤーがそのフラッグを獲得する。

兵士構成の中で、一番強いのが、
「同色連番」(例 赤9・赤8・赤7)
二番目が、
「同番」(例 赤7・黄7・緑7)
三番目が、
「同色」(例 赤9・赤6・赤1)
四番目が、
「連番」(例 赤7・黄6・緑5)
そして最後が、
「なし」(例 赤6・黄5・緑3)

両プレイヤーの兵士構成の強さが同じランクだった場合には、
3枚の兵士カードの数字の合計数が大きいプレイヤーの勝ち。
それも同じだった場合には、
"先に3枚置いた"プレイヤーの勝ちとなる。
(正確には、後から3枚置いたプレイヤーの負けとなる)

さて、カードの強さがわかったところで、肝心のフラッグ獲得方法。
プレイヤーは、兵士カードをフラッグの元へ置いた後、
自分が獲得することが100%決定したフラッグに対し、
獲得宣言をすることができる。

例えば、あるフラッグにおいて、相手プレイヤーが、
「赤10・赤9」の2枚の兵士カードを置いていたとする。
このフラッグに、自分は現在、
「緑5・緑4」の2枚を置いており、今このターンで、3枚目として、
「緑3」の兵士カードを置いた。

この時点では、まだ獲得宣言はできない。
なぜなら、もし相手プレイヤーが3枚目として「赤8」を置いたなら、
相手の強さのほうが自分を上回るからだ。
ではもし「赤8」がすでに、他のフラッグの元に置かれていたらどうか。
同じカードは2枚存在しないので、
相手が自分を上回ることはできないことが確定する。
つまり自分が獲得することが100%決定したわけなので、獲得宣言できる。

もしこのケースで「赤8」が、自分の手札にあった場合は獲得宣言できない。
「赤8」が自分の手札にあるという情報は、自分のみの情報であって、
相手プレイヤーにはわからないからだ。
100%獲得決定とは、言い換えれば、
相手に負けを認めさせなければならないということだ。
(つまりこの場合、赤8を他のフラッグに置いた時点で獲得宣言ができるようになる)

フラッグの処理が終了したら、プレイヤーは、
兵士カードを山札から1枚補充して手札を7枚に戻す。
この時、兵士カードの代わりに、「戦術カード」を補充してもかまわない。
カードの補充が終わったら、相手にターンが移る。

さて「戦術カード」
このカードは、兵士カードを使用するところで、兵士カードの代わりにプレイする。
戦術カードは、たったの10枚しかない。
しかし、どれもこれも、戦況を一転させるほどの効果を持っているのだ。

こんなすごいカード、使用に制限がないわけがない。
戦術カードの使用制限は、
「相手プレイヤーの使用した戦術カードの枚数+1枚しか使えない」というもの。
ゲーム開始時は、両者とも使用枚数は0なのだから、プラス1。
つまり両者とも1枚だけ使用できるというわけだ。
しかし一度使用してしまうと、相手が使うまでは使えなくなるし、
相手は2枚まで使えるようになる(1枚+1枚だから)。
したがって使用には細心の注意も必要だ。
どのタイミングで使うかも、ポイントになるだろう。

相手が戦術カードを使えない状況のとき、あえてこちらも戦術カードを使わずに、
相手の戦術カードを封印する作戦もありだろう。
手札は兵士カードと戦術カードを合わせて7枚なので、
あまり手札に戦術カードを溜め込むと、兵士カードのやりくりが苦しくなる。
それに、ゲームが終盤になればなるほどカードを置く際の選択肢が狭くなっていく
(カードが消費されていってるし、パスできないため置きたくない所に置く必要もでてくる)
ので、上位の兵士構成を作るのが難しくなっていく。
この辺りもポイントになろう。

始めにも書いたが、
シンプルなルールながら本格的な戦略の楽しめる、超お薦めの一作だ。
ぜひプレイしてみてほしい。

デ ー タ
プレイ可能人数 2人
主人お奨め人数 2人
ワンプレイ時間 約30分
その他 な し

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