アベカエサル(Ave Caesar)


絶妙なゲームバランスを誇る、伝説のゲーム

このゲームは、カードを利用したレースゲーム。
出したカードに書かれた数だけ前に進み、いち早くコースを3周。
その順位によってポイントを競う、実にシンプルで単純なゲームだ。

プレイヤーは全員、レース前にカードの束をもらう。
カード構成は全プレイヤー共通なので、カードによる有利不利は無い。
プレイヤーは、もらったカードの束をよくシャッフルし、山札とする。
山札から3枚受け取って手札とし、レース開始だ。

カードには、1から6までの数字が書かれているので、
プレイヤーは3枚の手札の中から好きな数字カードを1枚出し、
その数だけ自分のコマを前に進ませる。
そして山札から手札を1枚補充。
これを繰り返して着順を競う。

コースは、いくつかのライン(コース)に分かれている。
多い所で3ライン。
(少ない所では1ラインしかない場所もある)
基本的に、内側のラインの方がマスが少なくなっている。
例えば、AのマスからBのマスまで、
内ラインだと2マス、外ラインだと3マスかかる、といった具合だ。

従って、内ラインを走行するのが基本になるのだが、
他プレイヤーのコマを飛び越すことがルールとして許されていないため、
他プレイヤーのコマを追い抜くときには、外ラインから抜いていくしかない。
ところが、手持ちのカードに書かれている数字の合計は、
ゴールするために必要最低限な数字と、ほとんど差が無い。
従って、あまり外ラインばかり回りすぎると、
カードを使い切ってもゴールできない、という現象も生じてしまう。
(ゲーム中では、これを「落車」と呼ぶ)
このゲームは、レース結果で得られる「勝利点」の合計で、勝負を決めるので、
落車なんかしている場合ではないのだ。(笑)

この、
「手持ちのカードに書かれている数字の合計が、
 ゴールするために必要最低限な数字と、ほとんど差が無い」

というのが、このゲーム1つ目のポイント。
うまく相手をブロックすれば、自然と勝利に近づける。

2つ目のポイントは「皇帝」
スタート地点(ゴールでもある)の観客席では「皇帝陛下」がレースを観戦中。
そこでプレイヤーは、ゴールするまでの間に最低1度、
スタート地点に用意された特別コース(1ライン)に車を停車させ、
皇帝に向けて挨拶をしなければならない。
(レースはコースを3周するのだから、特別コースに入るチャンスは2回ある)
もし、この挨拶を怠った場合「不敬罪」という罪になり、
落車よりも状況は悪い。
たとえ1着でゴールしても「不敬罪」では落車以下だ。
特別コースが1ラインなのを利用して、
他プレイヤーの特別コース侵入を阻んでみるのも面白い。

最後に、このゲーム3つ目のポイントとして、
「先頭を走っている車のプレイヤーは、"6"を使えない」
というものがある。
これがこのゲームをかなり面白いゲームに変えている。

とにかく、このゲームほど他人の邪魔が楽しいゲームも他に無い。

何しろ、合法的に他人の邪魔ができるゲーム。
いや、他人の邪魔が基本戦術のゲームであろう。

このゲームは、絶版後かなりのプレミア価格で売買されていたが、
現在は、再販及びリメイクが行われている。

デ ー タ
プレイ可能人数 2〜6人
主人お奨め人数 4〜6人
ワンプレイ時間 約60分
その他 「キュージット」のタイトルでリメイク

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